弊社では、フローリングに替わる、次世代の床材「neo TaTaMi(ネオタタミ)」を開発しました。
これは、畳の製造を事業とする弊社ならではの商品で、畳のデザイン性やクッション性を取り入れたタイルです。日本人特有の、裸足で生活する文化にマッチし、畳の柔らかい足触りが特徴です。
素材は、畳のイ草ではなく、PVC(ポリ塩化ビニル)を使用しており、汚れやキズにも強く、水拭きもでき、床を清潔に保つことができます。
サイズは450mm×450mmで厚みは12mm。4層構造で、防音効果もあります。また、カラーバリエーションも20色以上から選択できるため、お部屋の雰囲気に合わせて選んで頂けます。
従来から、ヘリ無し畳という、正方形で、市松模様に組み合わせられる畳がありますが、それをタイルで実現したものです。
設置の際には接着剤を使っていないので、部分取り替えも可能です。施工は、大工や内装業者に依頼するため、工務店の手間も省けます。
一般住宅はもちろん、保育園、老人ホーム等の利用に適しています。ものづくり補助金で、加工する機械を導入しました。弊社が従来、使っていた機械より、製造工程のスピードアップが図れるようになりました。
小さいお子さんが通われている保育園や施設、介護施設で使って頂いています。フローリングだと傷が目立つ、硬くて冷たい、部分取り替えができないという悩みに対して、丈夫で足触りがよく、柔らかい、部分取り替えも可能と喜んで頂いています。それに、「neo TaTaMi」を敷くことで、お部屋の雰囲気がガラッと変わります。
基本的に大工や内装業者に設置頂くのですが、サイズが決まっている上に、簡単にカッターで切れるので、お客様自身で設置して頂くこともできます。
競合は、タイルやカーペットなどの床材と考えています。優位性は、今までになかったというところです。フローリングのご家庭なら、フローリングの上に絨毯などを敷かれると思いますが、その必要はなく、一体型で、バランスの良い商品です。畳のデザイン性やクッション性がありながら、汚れやキズにも強く、水拭きができる。そんなところに優位性があると考えています。
多くの方に使って頂きたいと思いますし、畳本来の良さをお伝えしたいと考えています。
一般住宅はもちろん、保育園や幼稚園、介護施設で使って頂いています。介護施設だと、フローリングが多いのですが、車椅子のタイヤの跡や傷が目立ってしまいます。しかし、フローリングは簡単には取り替えられません。「neo TaTaMi」は、4層構造になっているので、車椅子のタイヤの跡が付きません。それでいて、クッション性があり快適な歩行感、安定性があります。汚れやキズにも強く、水拭きもできます。入居者様が例えば、粗相をされたとき、洗うこともできますし、部分取り替えもできます。
日本の裸足の生活、文化を残したいと考えています。
旅館、ホテルなどの宿泊施設にも対応させて頂きます。客室はもちろん、大浴場の床として採用して頂ければと思います。リラックスできる空間に、畳のデザイン性やクッション性がありながら、汚れやキズにも強く、水拭きができるのがメリットです。
建設業、宿泊業ではホテル、旅館。飲食店でも適していると思います。あと、介護施設とか、介護用具のレンタル販売をされている会社様、医療、福祉関係ともお話できればと考えています。他にも設計士さん、インテリアデザイナーさん、生活アドバイザー的なお仕事をされている方ともマッチングできれば嬉しいです。
弊社が滋賀県にある、ということもあり、全国に進出できていないという課題があったのですが、中小企業 新ものづくり・新サービス展に出展することで、次世代の床材「neo TaTaMi」をアピールしたいと考えています。
弊社は昭和5年に創業しました。畳、襖、障子、並びに関連製品の製造販売を行っています。
畳のイ草は、8~9割が海外産です。弊社としては、国産の畳にこだわりたい、お客様に常に最高の品質の畳をお届けしたい!という想いから、国内のイ草農家さんと専売契約を結んでいます。国内有数のイ草産地で、手間を惜しまず栽培、加工、徹底管理された、最高品質のイ草を使用した畳を製造施工しています。
置き畳「Tatatte(タタット)」という商品も展開していて、ネットで簡単に購入できるようにもしています。
また、ローカルですが、滋賀県の琵琶湖放送でCMを流したり、テレビドラマの美術協力もさせて頂いたりと、様々なPRを展開しています。
畳は減少傾向にあります。畳の部屋はなく、どの部屋もフローリングというご家庭が増えています。そのため、工務店さんから、畳に代わる、顧客に提案しやすい、機能性の高い新商品はないか?という、問い合わせがあったことから、開発したのが、「neo TaTaMi」でした。
弊社としては、畳の市場が下がるのであれば、そこではなく、床材の市場を拡大して行きたいという狙いがありました。
とはいえ、弊社は昭和5年に創業し、畳の製造で今日まで歩んできた会社です。畳は残して行きたいという思いは、弊社の社長はもちろん、私にもあります。
地方では畳が文化として根付いているのに対し、都会の方に目を向けると、フローリングに替わられているという現状があります。ハウスメーカーの方が、新築を建てられるユーザー様に、「ひと部屋和室を作りませんか」と提案しても、ユーザー様が求めていない。畳は、昔からの文化として良いものだと知ってはいるけれど、ちょっと古いというイメージを持たれている。そんなユーザー様が多い中で、新しい形で提供したいと考え、取り組みました。
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