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災害時の感染防止、
ワンタッチテント型クリーンルーム「カクリア」

飛栄建設株式会社(北海道・札幌市)
代表取締役会長 松田順治

テントでありながら手術室なみのクリーンを実現

補助事業の成果の製品・サービス・技術等について教えてください。

弊社は北海道大学電子科学研究所の石橋晃教授とクリーンルームの開発を行ってきました。

石橋教授は、ソニーの中央研究所で半導体の研究をされている方です。半導体を作るためにはクリーンルームが必要なのですが、クリーンルームは高価という課題がありました。
手だけを入れて作業するクリーンルームなら安価ですが、石橋教授は人間が入れて、しかも廉価で良いクリーンルームができないかと考えていました。
弊社では抗酸化工法という健康住宅を展開しており、化学物質過敏症の人でも安心して住める住宅を提供してきました。

 

その関係から石橋教授と一緒になって、学習塾や住宅用のクリーンルームを開発しています。
ある病院の先生から、新型コロナウイルス感染症対策として、安心して診察ができる診察用のクリーンルームを要望され開発したのですが、同時に防災時の避難場所でも感染防止用のクリーンルームが必要だと聞きました。
避難場所ではプライバシーを確保するテントのようなものはありますが、感染対策にはなりません。弊社の技術力を活かしてテント型のクリーンルームを、ものづくり補助金を活用して開発することになりました。

 

具体的にはどのような製品なのでしょうか?

「カクリア」という製品です。「隔離」と「クリア」を掛け合わせて命名しました。
災害時の感染を拡大させない、感染症まん延防止対策用ワンタッチテント型クリーンルームとなっています。
価格は税込みで22万円です。

特徴は4つです。
1.災害発生時、避難所における隔離スペースを確保。
2.テント内は手術室並みのクリーンな環境を実現。
3.外気の汚染をすることなく、安全安心な避難所運営。
4.保管は省スペース、緊急時の組立はワンタッチ。

従来のクリーンルームは、汚れた外気をフィルターで濾過して取り入れていました。しかし、石橋教授はクリーンルームの中だけ綺麗にすれば良いと考え密閉型にし、濾過機を入れることでクリーンにすることを実現しました。でも、それでは中の人は酸欠を起こしてしまいます。そのためガス交換膜を取りつけました。酸素が足りなくなると酸素が自動的に入り、二酸化炭素が増えれば自動的に排出されます。

それは世の中にどう役に立つとお考えですか?

2.1m×2.1mで高さが1.8m。4人までは、入れます。
避難場所で活用するものです。避難場所に来る人はコロナやインフルエンザに感染している人もいるでしょう。他にも既存症があるとか、喘息で身体の抵抗力が弱い人も。緊急避難で感染しては意味がありません。そのような人は「カクリア」があると安心していただけます。

また、「カクリア」の中は手術室並みのクリーンな環境なので、手術をすることもできます。それでいて、保管は省スペース。ワンタッチで簡単に組み立てできます。また、重さは約9キロなので女性でも扱えます。稼働して10分くらいで内部はクリーンになります。

競合と比べて優位性は何でしょうか?

営業に回ると「テントなら1、2万円くらいで売っていますよね」という話になります。私は「では、そのテントはクリーンルームになりますか?」と訊ねます。クリーンルームだと桁違いです。100万円、1000万円の世界です。見た目はテントですが、中は手術室並み。質はまったく違います。
クリーンルームを作っているメーカーであれば、同様のものは作れると思います。しかし、弊社では石橋教授と共同開発を行い、海外特許も含めて20くらいの特許を取得しています。そこは大きな差別化になります。

防災関係や危機管理関係とマッチングしたい

どのような使用シーンをお考えですか?

災害時の避難場所での活用を想定していますが、例えば、これからの時代、2人に1人は癌になると言われています。また、化学物質過敏症の人は日本に70万人から100万人はいると言われています。他にも花粉やPM2.5など、空気は汚染されていて、逃げ場所がなくなっています。
自宅にひとつ、クリーンな部屋を作れば、安心できます。そのクリーンルームで体調を整えて生活をしてもらう。
「1家に1つクリーンルーム」と考えています。

どのような場所・人に使ってもらいたいとお考えですか?

自衛隊や、国境なき医師団などは、海外の汚染された地域で治療や手術をしています。そこに「カクリア」があれば、とても便利だと思います。

どのようなバイヤーとマッチングしたいですか?

幅広く展開できると考えていますが、今は、各市町村の防災関係や危機管理関係に絞りたいと考えています。
あと、老人福祉施設や老人ホームからのお問い合わせもいただいています。

今後の展望を教えてください。

今は地方自治体や企業を考えていますが、価値を認めていただけたら個人にまで広げられると考えています。
現在、月産30台くらいですが、100台にまで生産台数も増えて行けば、個人でも購入しやすいように下げて行くことは可能だと思います。

災害が多い日本で役に立つ商品

御社の概要や特徴、事業内容を教えてください。

基本的には普通の建築会社です。特徴は冒頭でお話した通り、抗酸化工法という健康住宅を展開しており、化学物質過敏症の人でも安心して住める住宅に力を入れています。
普通の建築の方が効率的です。しかし、癌で亡くなる方を見てきて、健康回復住宅の需要性を感じたことがスタートです。「家族が笑顔になる家」を目指しています。

どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

近年、日本では災害が多くなっています。そのために避難場所は必要です。しかし、被災者のなかにはクリーンルームを必要とされる方もいます。また、新築のマンションを購入したけれど、化学物質過敏症で生活できなかった方もいらっしゃいます。より多くの人に「カクリア」を活用していただきたいと考えています。

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出展情報

Data

出展ゾーン
環境・建設・エネルギー
補助事業実施年度
平成27年度
出展物の名称
「カクリア」
災害時の感染を拡大させない、感染症まん延防止対策用ワンタッチテント型クリーンルーム
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企業プロフィール

Profile

社名
飛栄建設株式会社
創業年月
平成7年3月
代表者
松田順治
本社所在地
〒062-0933 北海道札幌市豊平区平岸3条16丁目2番50号
TEL/FAX
011-821-9886/011-821-9812
資本金
1,000万円
従業員数
9名
取扱製品
住宅・マンション・店舗の新築・増改築・リフォ-ム/クリーンルームの設計・施工/土地の売買・仲介/中古住宅の売買・仲介/マンションの売買・仲介/給排水・暖房設備工事/塗装工事外構工事(門・塀・カ-ポ-ト)/外壁工事(サイディング等)

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来場者の方/取材申込
/その他:運営事務局
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〒100-0013 
東京都千代田区霞が関1-4-2
大同生命霞が関ビル18階
TEL
03-3502-6871
受付時間
10:00~17:00
(土・日・祝日を除く)
E-mail
jimukyoku@shin-monodukuri-shin-service.jp
出展者の方:展示事務局
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