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食品工場用の新規微生物を利用した
有機物分解製剤

株式会社MKバイオ(福岡県・小郡市)
代表取締役 河添真美

産業廃棄物としての余剰汚泥を減少させることに貢献

補助事業の成果の製品・サービス・技術等について教えてください。

弊社は、環境浄化のための微生物製剤を研究開発している会社です。

飲食店で使用する油は、直接、下水に流すのではなく、途中にグリーストラップという油脂を捕集する槽を設置することが義務付けられています。

ここに油脂が蓄積すると、悪臭の発生や下水管閉塞等を引き起こす原因になります。飲食店にとって悪臭は大きな問題であり、下水管閉塞は、環境衛生上の観点からも解決しなければなりません。

飲食店から相談を受け、調査すると油を含む排水が酸性であることが判明したので、酸性に強い菌で油を分解することを考えました。ところが酸性に強い油脂分解菌で試してみても油が上手く分解しません。

さらに調べてみると油が分解すると脂肪酸ができるのですが、脂肪酸が溜まると分解がストップするということが分かりました。

このことから油脂分解菌と脂肪酸分解菌を組み合わせれば、効率的に分解すると考え、油脂分解製剤を完成させました。
この一連の研究のため、薬品の原材料や薬品を混ぜる簡単な機械の購入のためにものづくり補助金を活用しました。

 

具体的にはどのような製品なのでしょうか?

酸性に強い油脂分解菌と高濃度脂肪酸分解菌を組み合わせることで、油脂の高効率分解を可能にする製品です。飲食店の排水で実績を上げたので、現在は、その技術を食品工場の排水処理に応用しています。

それは世の中にどう役に立つとお考えですか?

食品工場の排水処理や、食品産廃処理場では有機物の分解速度が重要になってきます。有機物にはタンパク質のような分解しやすいものだけではなく、油脂のような分解しにくいものがあります。油脂が多い環境では、油脂分解により副生する脂肪酸も積極的に分解しなければ、新たな問題を引き起こします。

有能な微生物を処理に適用することで、諸々の問題を減らし、さらには産業廃棄物としての余剰汚泥を減少させることにも貢献できます。

競合と比べて優位性は何でしょうか?

油を分解する方法としては、例えばオゾンを使うなど、化学的な方法はあります。微生物を使う方法もありましたが、現場で効果のないものがほとんどでした。それは酸性下でも効果のある菌を使っていなかったからです。現場の調査を行ってこなかったことに理由があるのではないかと考えます。

弊社では、酸性に強い油脂分解菌の特許は取得済みです。また、高濃度脂肪酸分解菌の特許は出願中です。他では真似のできない画期的な製品です。

排水処理専門の会社や代理店とつながりたい

どのような使用シーンをお考えですか?

主に食品工場では、排水の処理効率が製造量に直結するという問題があります。つまり、排水処理が滞ると、製品の製造量も抑えなければならなくなります。

弊社の有機物分解菌を利用することで、排水処理の効率を維持してトラブルを最小限に抑えます。
そして、そのことによって、余剰汚泥の低減化にもつながります。
また、排水処理設備を新設する際にも、設備規模のコンパクト化が可能となります。

どのような場所・人に使ってもらいたいとお考えですか?

有機物の処理に困っている業界全てです。
日本全国の食品工場の他、食品廃棄物の処理場、畜産排水、畜産の悪臭にもマーケットはあります。
有機汚泥の元は有機物ですから、処理効率を上げることで最終的に発生する余剰汚泥を低減化できることも確認済みです。

例えば、食品業界から排出される汚泥は年間約370万トンです。処理費用を1トンあたり20,000円として試算すると年間、740億円にもなります。また、産業廃棄物全体で考えると汚泥の排出量は年間1億7000万トンあります。これらの発生量を減らすことが可能だと考えています。

どのようなバイヤーとマッチングしたいですか?

直接、食品工場に営業をかけることも可能ですが、排水処理専門の会社さんに卸すことも考えています。
正直、弊社は全国の食品会社に営業を回れるほどの体制はありません。代理店さんとコラボできればと思っています。

今後の展望を教えてください。

飲食店の排水で効果を上げたため、食品工場の排水向けの製品の開発・販売を行っています。

弊社では、油脂だけでなくタンパク質やデンプン質、繊維質を効率的に分解する菌を独自に見出しており、各食品工場の排水内容に見合った菌株を配合し、提供できます。現在、生産体制を整えているところです。

地球環境のためになる製品を開発したい

御社の概要や特徴、事業内容を教えてください。

私は大学を卒業し、環境分析の会社に勤めていましたが、環境問題の解決に貢献できる商品を開発したいと考え、起業しました。

弊社では主に、環境浄化に役立つ微生物を土壌中から探し出して製品化するという業務を行っています。
今後、研究開発した菌をさらに商品化して行きたいと考えています。

どのような背景・目的で本事業に取り組んだのですか?

環境問題を解決する方法はたくさんあります。例えば物理的に取り除く方法や薬品を使う方法など。
しかし、地球は微生物の力という自己洗浄能力を持っています。もともと持っている力を有効に使って行くことが副作用もなく良い方法だと思います。
今後も地球環境のためになる製品を開発して行きたいと考えています。

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出展情報

Data

出展ゾーン
農林水産・食品
補助事業実施年度
平成26年度
出展物の名称
新規微生物を利用した油脂分解製剤
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企業プロフィール

Profile

社名
株式会社MKバイオ
創業年月
2017年11月
代表者
河添真美
本社所在地
〒838-0106福岡県小郡市三沢2964-7
TEL/FAX
0942-75-0777/0942-70-4077
ホームページ
www.mkbio.co.jp
資本金
100万円
従業員数
2名
取扱製品
排水処理用バイオ製剤、堆肥化促進用バイオ製剤、業務用特殊洗浄剤

お問い合わせ

Contact

来場者の方/取材申込
/その他:運営事務局
所在地
〒100-0013 
東京都千代田区霞が関1-4-2
大同生命霞が関ビル18階
TEL
03-3502-6871
受付時間
10:00~17:00
(土・日・祝日を除く)
E-mail
jimukyoku@shin-monodukuri-shin-service.jp
出展者の方:展示事務局
所在地
〒100-0013 
東京都千代田区霞が関1-4-2
大同生命霞が関ビル18階
TEL
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